以前は生きることに対して無意識でいたのではないかな、と思いました。ただ毎日を当たり前のように消費するだけ。
病気にかかってから酷いうつ状態に陥って発作のように首をくくったことが一度だけありました。結局失敗して、その時は単純に「失敗した」と思っていたけれど、後々考えればその時に死後のことを考えていたんですよね。だから死ねなかった。死んだら死んだで迷惑をかけてしまう、じゃあ生きていても死んでいても同じく苦しい。死ぬのは苦しいから、私はそこから逃げた。
この世界に出てきた自分という存在がある日突然消えたところで何にもならない。世界は回る。けれど、私という存在に関わってしまった人達に後味の悪い思いをさせたくはない。そういうのも苦しさの一つだったから逃げました。
そして今に至るわけで。今なら思える事ですが、あのとき死のうとしたのも苦しかったけれど無意味ではなかったと。うつ状態が落ち着いたところで「死ななかったからこういう事が考えられるんだ」と吹っ切れたみたいです。
双極性障害と診断されて、「人生切ってもきれない同伴者みたいなもんか」と思える日が割とあっさり来てしまったのはその吹っ切れた感じも大きかったのかもしれません。
今は自分の人生思うままに、やりたいようにやればいいんだって思うようにしています。ただ認知のゆがみはまだまだあるのでネガティブになりがちですが、意識的にメンタル系の情報を仕入れてこないようにしています。仕入れてくると自分の気分が沈むのが良く分かるので…。
酷いときは「どうして私だけ…?」と思っていたものです。今は私だけじゃないと思えます。私よりひどい症状の方は沢山いるはず。この「私だけ」という認識を少しだけ広げられたから、私は少しだけ変われたのかもしれない